次世代の通信システムとして注目を集めている5Gの導入に伴い、需要が高いのがネットワークエンジニアです。IT業界におけるエンジニアの絶対数は不足していると言われていますが、誰もが活躍できるわけではありません。息の長い活躍に必要となるのが、CCNAやネットワークスペシャリストと呼ばれる資格の取得です。
CCNAは、世界的シェアを持つ大手ネットワーク関連メーカーが出している資格となっています。一方、ネットワークスペシャリストは国が管理、認定している国家資格です。これら2つの資格を持っていれば、業種に関係なく5Gを導入している企業の即戦力として活躍できます。しかし、どちらも難易度の高い試験への合格が必要で、何も持たない状態で挑戦するのは得策ではありません。
IT業界で働くために最低限必要とされる、基本情報技術者の資格取得から始めるのが無難でしょう。資格の主な取得方法は、独学とスクールの2つです。独学で学ぶ人は、書籍やインターネットの動画を利用して勉強します。独学は安い費用で自分のペースで学べるメリットがある反面、壁に衝突しても自力で乗り越えなくてはいけないのがデメリットです。
反面、スクールは決められたスケジュールで受講しなくてはいけないという制約はありますが、わからないことはその場で講師に質問して解決できます。ただし、受講には高めの授業料が必要なので、いくつかのスクールを比較検討して決めることが大切です。